◇ 第二は、コンピューター将棋の格段の進歩です。日本将棋連盟は、コンピューター将棋対応策を、具体的には発表していないようですが、チェスがコンピューターに圧倒された現実を噛み締める必要があると申せます。
◇ 将棋はチェスに比較し、手数が圧倒的に多く、コンピューターが現在の一流棋士に追い付くには、相当の日数を要するものと思われます。しかし、終盤にかけての強さは羽生四冠に近いとの指摘があり、現在のままでは、何時の日か追い付かれる可能性が高いです。
(注) 将棋とチェスの比較
将棋.........チェス
駒の数......8............6
持ち駒......あり..........なし
(敵方から取得した駒を、味方の駒として活用できるか)
手数......10の220乗....10の120乗
(初手から終局までの全部の手を読んだ場合の手数)
◇ 将棋は日本独自のものです。コンピューターが棋士に打ち勝つ事態に至れば、先手必勝が定着し、プロ将棋界は事実上壊滅し、将棋自体が子供のオモチャと化します。
◇ プロ将棋の危機対応策の試案(コンピューター対策)の叩き台を、以下に述べさせて頂きます。皆様のご批判をお待ちしております。
◇ 盤面を現在の「9×9」から「12×12」に拡げます。敵陣4・中間4・自陣4となります。
◇ 駒の数を増やして、新規に「銅3個」(進路4)「鉄3個」(進路3)を加え、10種とします。更に一部の駒の数を増加させます。具体的には、飛・角を1個から3個へ、桂・香を2個から3個へ、歩を盤面に合わせて9個から12個へ駒数を増します。 (注) 現在、金の進路6、銀の進路5
◇ 現在、当初の駒配列は全く固定的ですが、当初の駒配列に各棋士の自由度を加味します。具体的には、第四列の中程(一番端の各1区画を除く中央部の10区画)に、玉1・金2・銀2・銅2・鉄2の九つの駒を棋士の好みで配列することを認めます。第三列と第二列には、飛・角・桂・香の各2個を棋士の戦略に合わせて自由に置けるようにします。但し、第一列の「歩」はそのまま12個の配列となります。
◇ 当初からの「持ち駒」制度を取り入れ、序盤から勝負の機動性を一層高めます。具体的には、飛・角・銅・鉄・桂・香の各1個を、開戦時から棋士が保有して勝負をする(将棋を指す)こととなります。
◇ 以上のような改良をしますと、将棋の手数は、囲碁を凌駕する(又は匹敵する)格段に複雑なものとなり、コンピューターの追従を決して許さないものと考えております。
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仰る通り あと20年位でコンピュータに誰も勝てなくなると思います。
最強のコンピューターが個別に指導してくれたら、とても便利になるでしょう。
すごい画期的なルールですね。軍人将棋のようですね。配列の段階で運の要素がでてきて面白そうです。
相手がどのような布陣で来るか対局前から勝負です。
タイトル戦などは、布陣の駆け引きを盤外戦で行うような感じになりますね。
マスが12×12になったら 複雑だなー
なにはともあれ、今後ともコンピュータの益々の発展を期待しております。
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F1マシンに、100メートルの世界記録を更新されたら、どうなるのでしょか?
そう聞いているのと、同じだと思いますけどね。
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将棋のソフトの強さは,
広い意味で言えば人間の思考を機械でどのようにトレースするかという人工知能つくりにつながるもので,
実際には人間が局面を見て何を持って善し悪しを判断しているかを解き明かしているものです.
質問内容は上記のようなものではなく,マシンパワーに頼ったソフト作りへの対策ですので,
それらの事を行っても,焼け石に水だと思われます.
ちなみに,単純にマシンパワーのみで将棋を解析することは,既存のコンピュータの計算方法ではできません.
(時間がかかりすぎて,計算ができない.)
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あらぬ幻想という以外にありません。コンピュータはどんなに将棋が強くなっても所詮はコンピュータであって人間ではありません。コンピュータ棋戦を連載して売り上げを伸ばしている新聞が一紙でもあるというなら教えてください。もし、そうした新聞でも雑誌でも存在するというのなら考え違いをしているのは私の方だと認めましょう。またコンピュータが講師を務めていて人気の将棋教室が一つでもあるというなら教えてください。もし、そうした将棋教室が存在するというのなら考え違いをしているのは私の方だと認めましょう。コンピュータに人間の替わりが務まるわけではないのです。現実にはプロ入りできなかった棋力の者でも日本将棋連盟から指導棋士と認定されてアマチュアの指導にあたっている方々がおられます。いつかはトッププロ棋士が将棋ソフトに敗れる日も来るでしょう。それをやんやと拍手喝さいするアマチュア将棋ファンも現れるでしょう。それは私は全く疑っていない。しかし、将棋ソフトがプロ棋士に追いつき追い越したところで将棋ソフトにはプロ棋士の替わりが務まるとは私は全く考えていない。
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というか、質問者の提案するゲームは既に将棋ではない、全く別のゲームに成り下がってますから、
>プロ将棋の危機対応策
に根本からなっていない点が一番の問題ですねw
加えて
>将棋は日本独自のものです。コンピューターが棋士に打ち勝つ事態に至れば、先手必勝が定着し、プロ将棋界は事実上壊滅し、将棋自体が子供のオモチャと化します。
この前提も全然ヘンですしね。質問者はずいぶん偏ったというか、狭い考えの持ち主のようです。もっと柔軟に考えて見ましょうよ。
私は質問者の提案には賛同しませんが、棋士が「いずれ、将棋を指すだけではメシを喰えない時代がくるよ」という危機感を持っておくべき、という点のみ賛成です。プロと呼ばれる人たちの存在価値が問われるようになる時代はいずれ恐らくきますから。
どんなにコンピュータが強くなっても、人間に対する普及活動という点は人間にしかなしえない作業ですから、そっち方面の下地をしっかり作っておくことこそが本質的な危機対応策だと思っています。
勝敗を超えた、文化の一つとして受け継いでいく、ということですね。
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不思議なことを言われますねえ。
だれでも車を持つ時代ですが、100m走はオリンピックの花ですよ。
人間以上に出来る機会はいくらでもありますが、競技の存続には関係ありませんよ。
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最近は質問者のような「コンピュータを基準に物事を考える」人が多いですが、
何故そんなことをしなければいけないのか疑問。
どんなコンピュータも所詮は人間が作り出した「道具」。
そんなものに感化、しまいには支配までされるなんて滑稽の極みです。
…そういう議論は質問の主旨でないのでここまでとしましょうか。
「駒の種類を増やす」のは自殺行為の可能性があります。
将棋類は駒の動きを覚えないとゲームができません。
しかし、現状の本将棋(8種類)でも初心者は
駒の動きを覚えるのに苦労するというのに(特に金と銀)、
これ以上駒(覚えなければならないルール)を増やしたら
ゲームとして敬遠される可能性が大です。
過去にあった「中将棋」「大将棋」と言った
駒の種類が多い将棋が廃れた最大の要因はまさにそこでしょう。
そのゲームをする人がいなくなったらどんなコンピュータ対策しても無意味です。
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将棋は手軽さと難しさがバランスが取れたゲームです。まず目を増やせば手軽さの良い所が亡くなってしまいます。