ピアジェの発達心理学によると、具体的な事物によらず、頭の中で操作が出来るようになる形式的操作期は11、2歳頃から始まるようですが、
それ以前の年齢で囲碁や将棋等が強い子供がいます。
囲碁・将棋は盤上の石・駒を動かして考えてはいけないので頭の中で石・駒を動かしていると思います。
これは形式的操作期以前でも分野によっては形式的な操作が出来ることにはならないのでしょうか。
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まぁ確かに小学生で将棋や囲碁が強い子どもっていますよね。
ですが、一般的な小学生平均でみれば、強くない子がほとんどです(私も好きでしたが弱かったですし)
ピアジェ理論はコンピテンスモデルであって、パフォーマンスモデルではないと、ピアジェ自身も言っています。
(教育的文化的な違いによって、あることができる平均年齢が早くなったり遅くなったりすることはしばしば観察される。それでも、発達の継起性は変わらないと著書に書いてあります。)
操作の時期は、普通の子どもはコレくらいの能力を持っているといった平均的な能力から算出されていますし、
将棋や囲碁が強いというのはその子特有のパフォーマンスなので、
将棋や囲碁が強いということから、ピアジェ理論の反証例といはいえません。
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当然あります。ピアジェなんて特に古臭いから、という理由だけでなく、心理学というのは全て、よく言えば仮説。現実的に言えば全部好き勝手なことを言っているだけです。
数ある科学分野の中でも、最もあてにならず、自称権威のおおい分野です。唯一有効性が出ているのは臨床だけです。
大体形式的操作なんてご大層なことを言ってるけど、抽象概念を使わずに人間らしい行動を取れるわけがない。
皿を割ったら親に怒られるかどうかなんて、形式的操作以上の抽象概念だけど、2、3歳からやってるから。
単に数学的な知識が無いからそういう問題が解けないだけで。最初にやってればみんな3,4歳からすらすらできますから。
モーツァルトなんて5歳で作曲してるし。
心理学は科学分野に入れたのが間違いなんです。
科学分野に入れたから、実験で証明という、元から無理なことをやらざるを得なくなった。ピアジェの実験がどのようなものだったかを調べてみればいいけど、対象の子供に自分独自で作ったテストをやらせて、自分勝手に結論をつけただけで、真っ当なものじゃありません。
物理や化学や医学の人間が見たら、あんなものは客観的実験の範疇じゃありませんから。下から無理なんですよ、人間の心理を計量化するってことが。
質問者さんの疑問なんて当然で、元々心理学なんて信用できるものじゃないんです。時間の無駄ですから、他の文学作品でも呼んだ方が、余程人間心理に迫れます。
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ピアジェの理論は、全てが正しいとされたわけではありません。
11、12歳から形式的操作期というのは、ある程度理解できます。
小学校の算数では □+4=2 って□を使いますよね。
12歳になる年度に中学校に進学して、数学で文字式(xなどを使った式 x+4=2 とか)を学びます。
そこから方程式など抽象的なことを勉強するわけですし。
個人差とかがあるんでしょう。
囲碁や将棋はわりと具体的な操作だと思いますが(目に見える動きを想像すればいいと思うので)、
形式的操作期以前でも、抽象的なことを考えられる子どももいるでしょう。
それに、11、12歳から形式的操作期が始まるといっても、おとなでも抽象的な思考が困難なことだってありますから。
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