詰将棋をとくコツを教えてください。詰将棋があまり好きではなく、でも対局しながら詰将棋の必要性を感じることが多くて、まずは3手詰めと初級の5手詰めをやっています。ヒントを読むと比較的ときやすいのですが、
パっとみただけではなかなかピンときません。対局していると比較的答えがでるのに、本に向かうと頭がこんがらがってしまいます。数をこなすうちに、スムーズにこたえが出るようになりますか。昨日の土曜日は、子供たちも留守なので一日詰将棋をしていたら、今朝は頭痛が、、。これから子供たちの将棋教室の付き添いで出かけてきますが、親の私はいっこうに進歩しません。
|||
添付図は自作の5手詰めです。数をこなすと0.1秒で解けるようになる簡単な詰将棋ですが、nonocha1005さんは5分ぐらいかかるかも知れません。詰将棋を解くコツを教えます。
1.持ち駒の意味を考える。
詰将棋は詰め上がりに持ち駒が余らないのがルールです。実戦だと余るのが普通ですが、この詰将棋のルールを逆用してヒントにするのです。金は1手目か、3手目か、5手目に必ず使うことになります。といったことを頭の片隅に置いておく。
2.盤面の駒の意味を考える。
詰将棋は必要最小限に玉方も攻め方も駒が配置されています。つまり無駄な駒が無いのです。実戦だと有っても無くてもよい駒がごちゃっと在るのが普通ですが、この詰将棋のルールを逆用してヒントにするのです。玉方の駒には邪魔駒(王様の逃亡を邪魔する駒)、質駒(攻め方に取られて王手に使われる駒)、守備駒(王手をかけた駒を取る駒)、合い駒(飛び道具の効きを遮断する駒)の4種類あります。▽4一歩、▽3四飛の意味はそれぞれ何か。攻め方の駒には、邪魔駒(王手を邪魔する駒)、支え駒(王手をする駒を支える駒)、捨てる駒(何かの目的の為に捨てる)、止め駒(最後に王様を仕留める駒)の4種類あります。▲5三馬、▲2二角、▲1三歩の意味はそれぞれ何か。必ずしも、それぞれ4種類揃っているとは限りませんが、全ての詰将棋の盤面の駒は必ず何かの意味があります。といったことを頭の片隅に置いておく。
3.玉の位置がどう変われば詰ませやすいか考える。
一般に玉は中央より隅にある方が詰ませやすいものです。形によっては、その限りではないのですが、玉が詰め上がりの時にどの位置にあるかを予想するのです。初期位置のままで詰め上がるのなら玉方の応手には玉を動かす手は無いはずですし、そうでないなら玉は動くはずです。といったことを頭の片隅に置いておく。
4.攻め方の着手の意味を考える。
攻め方の着手は必ず王手ですが、その意味は何か。玉を詰ませやすい場所に誘導する意味か。玉方の守備駒を役立たずにするのか、あるいは邪魔駒、質駒に変えるのか。攻め方の邪魔駒を消すのか。他にもいろんな意味がある筈なのですが、無意味な王手はないはずです。最短手数で詰むように王手をかけるのが詰将棋のルールです。この詰将棋のルールを逆用してヒントにするのです。といったことを頭の片隅に置いておく。
5.どこに逃げられたら詰みそうもないか考える。
3.の逆です。どこに王を逃がしてしまうと失敗かを考えて、そういう王手は没と判断するヒントにする。▽2二玉~▽1三玉、▽2二玉~▽2三玉と逃げられたら失敗だろうと予想して王手を考える。といったことを頭の片隅に置いておく。
6.5分考えて詰ませられない場合は潔く降参して答えを見る。
1.~5.は文章にすると大変そうだけど、数をこなすうちに意識しないで同時並行的に一瞬で考えられるようになるのですが、そうでないと時間がかかるかも知れません。でも考えすぎるのもよくない。5分考えて詰まないなら、そこでタイムアップ!それ以上は時間の無駄であり非効率です。さっさと1.2.3.4.5の答え合わせをすることです。それが効率的な時間の使い方。
7.解けなかった場合は解けなかった理由を考える。
攻め方の着手か玉方の着手に、その手があることに気づかなかったのか、気づいていたけど、心理的に着手できなかったのか。駄目そうだと考えて読みを打ち切ってしまったのか。解けない場合には何か理由がある筈です。その理由に気づくことで自分の弱みにも気づくことになります。
8.忘れた頃に再挑戦する。
解けた場合も解けなかった場合も忘れた頃にもう一度解いてみる。1ヶ月後か3ヶ月後か半年後か、それは人によって違うでしょう。再挑戦して前回と比べてどうだったか。前回解けなかったが、今回は解けた。前回より短い時間で詰ませられた。それが成長の証です。自分の成長を実感できるようにするのが長続きのコツです。
ざっと以上です。是非、添付の詰将棋に挑戦されたし。
【補足】
残念、もう一息。正解は▲3一馬▽同飛▲1一角成▽同玉▲1二金まで。4手目▽3ニ玉なら▲3三金まで。こちらも正解。初手は▲3一角成が正解。▽同飛の一手ですが、飛車の位置が3四から3一に変わったことで飛車が守備駒から邪魔駒に変わってしまったのです。今度は▽3ニ玉と逃げられた時に3三の金を飛車で取れない仕組みです。初手▲4三馬は3ニに合い駒させて3ニの脱出を妨害する狙いですが、大事な角が取られてしまって失敗です。でも▲1一角成▽同玉▲1二金は合っているので60点ぐらいでしょうか。今回の詰将棋は、守備駒の飛車を無力化する為に馬を捨てて、玉を詰む位置に誘導するために角を捨てるのがポイントでした。ちょっと難しかったかも知れませんが、実戦では5手詰めの発生頻度が一番大だと思っています。また、忘れた頃に挑戦してみてください。
|||
nonocha1005さん、お早うございますm(__)m
詰将棋を解くコツのご質問ですが、こればっかりは、量をこなすことによって直観力を磨くこと、としか言いようがないですね‥m(__)m
量をこなしていけば、そのうち、ぱっと見ただけで、解けるようになってきますよ♪
なぜかというと、量をこなしていくと、次第に、なんとなく、詰みの形が想像できるようになってくるからです(^_^)
詰みの形が想像できるなるのに、大切なのが、3手詰・5手詰です(*^_^*)
nonocha1005さん、だから、今は、まず、3手詰を数多く解くことを強くお勧めしますねm(__)m
それと、詰将棋は、一度に沢山解くより、毎日少しずつ解く方が良いですね(*^_^*)
そして、同じ問題を何回も解くことが大切ですね(*^_^*)
私も、一度解き終えた詰将棋の本(3手詰・5手詰)を、また何度も繰り返し解くようにしてますよ(^_^)
寝る前に詰将棋をやり、そして翌朝、前日寝る前にやった同じ詰将棋の問題を解くのも、凄く有効ですね(*^_^*)
なぜなら、寝る直前にインプットしたことを、頭が寝ている間に無意識に整理し、そして、起きた直後に、寝ている間に整理した情報を、活性化することによって、より確実・強固な知識の定着化を図ることができるからです♪
★★★「補足」を見ました★★★
残念ながら、初手は、▲4三馬ではありませんね‥
相手の最善の応手を考えてくださいm(__)m
頭金の▲1一角成△同玉▲1二金の筋は、合ってますね♪
もう一つの頭金の筋が見えれば、自ずと正解に辿りつけるでしょうね♪
|||
詰将棋、特に短手数のものを解くときのコツ、というか考え方には「守備駒の位置を変える」「逃げ道を封鎖する」「邪魔駒を消去する」など様々なものがあります。
それぞれの具体例ですが、とてもよいサイトがありました。
http://www.geocities.co.jp/playtown/6157/howto_tume.html
分かりやすい解説だと思います。ご参考になれば幸いです。
あと、あまり根を詰めない方がいいと思いますよ。
>一日詰将棋をしていたら、今朝は頭痛が、、
一日やったら私でも頭が痛くなります。最初は一日せいぜい3題から5題もやれば十分だと思います。楽しめなくなったら続きませんから。
(補足)
mekuriyaさんの5手詰の件、残念ながら不正解ですね。基本線は▲1一角成△同玉▲1二金なんです。ただしいきなり▲1一角成とやると△3二玉で困ってしまう。私が回答させていただいた中に「守備ゴマの位置を変える」という考え方がありましたが、もし守備の飛車が3一に居れば、▲1一角成△3二玉には▲3三金で詰みますよね、ならば・・・・
Mekuriyaさん、0.5秒じゃ無理ですってw 私、ガチでやりましたが45秒でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿