小学校一年生の娘が将棋教室へ通っております。
先日の対局で、いつもは負けたことがない同級生の男の子に負けてしまいました。娘は、将棋が大好きで、昇級も今のところ順調に来ているのですが、私はその男の子に負けてしまったのが、とても悔しくて帰り道に娘に『どうして負けてしまったの!』と怒鳴ってしまいました。初めは楽しむこと、じっくり考えることが目的ではじめた習い事ですが、親である私のほうが、このような調子でその後自己嫌悪な状態になってしまいました。娘はその後表面的にはけろっとしていますが、やはり心に傷をつけてしまったこと、自分の行動も後悔しているのですが、これから将棋を続けていってまた同様のことがあると思うのですが、親である私自信の心の持ち方が分からなくなってしまいました。習い事をさせていらっしゃる、親御さんはどんなお気持ちで、お子様の成長を見守っていますか?情けない親ですが、心が揺れております・・。
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勝因はないけど、敗因はある、と
聞いたことがあります。
負けることは終わりではありません。
次の勝ちにつながるステップです。
習い事はいろいろありますが
将棋や囲碁などのような
勝負事はそれが魅力でもあります。
いくら子どもでも、一つの道をめざす
者として、尊重していくべきです。
厳しいようですが、それが勝負事の
魅力なのですよ。
お子さんが続けたいと思う限り
やらせてやるのが親の愛情でしょう。
本当に辛くてやめるときも
そっとしておきましょう。
子どもはそうやって育ちます。
いつかあなたが頼りにするような
素晴らしい人になるかもしれませんよ。
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将棋は、勝ちか負けしかないです。
ましてや1対1の対局です。
「参りました」は絶対に言いたくありませんよ。
本気になるのは当り前のことです。
厳しい事を言えば、何を楽しもうと思ったのでしょう?
勝つことこそステイタスの将棋ではないですか。
負けて親子ともども悔しがる事も成長です。
負けたときに、どう対処できるかが親の器です。
厳しくてごめんね。
我が家は、主人が有段者で私を含み息子も娘も家族で将棋を楽しみます。
負けは悔しいです。
でも、負けたくないがゆえに次の戦法を考えるのが楽しくています。
盤上での華麗なる攻防よりも、「王」の首を取ることが勝ちなので、その旨を娘さんにお伝えください。
文面にすると恐いと思いますが、リセットのできる現代のゲームの世界では味わえない醍醐味があります。
迷わず、このまま行くしかないと思いますよ。
※将棋はね。自分の価値観が変わると差す手も違うのですよ。
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将棋で強くなる一番の近道は、負けて悔しいと思うことなのです。
このためにはライバルを作ることです。
この相手には絶対負けたくない、というライバルができると
みるみる上達していきます。
お母さんが怒らなくても、自分で悔しいという気持ちが
芽生えれば自然と強くなります。
羽生さんでもタイトル戦で負けた夜、一人自室で泣いていた
ことが先崎さんのエッセーに書いてありました。
プロはものすごく悔しがりですよ。
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お母さんの中で「負ける=マイナス」って価値観があるからじゃないですか?
負ける事で得られるものって、勝って得られるものとは質の違った大切なものです。
負けた悔しさがより一層頑張るモチベーションにつながることもあるだろうし。
有頂天になっていた自分を冷静に捉え、自己に対しての客観性が芽生えたり。
負けることで“他人の痛”みをわかる人になれるだろうし。
負ける事で得られる、人として大切なモノがたくさんあるのだから、
“負ける”という貴重な体験に感謝すれこそ、どうして怒鳴る必要があるのかな?って思います。
お母さんが人にとって本当に必要なものは何かをもう1度見つめ直し、
心の成長に必要であれば時には辛酸な体験も必要であることをお子さんに教えてあげて欲しいです。
人は偏った体験ばかりしていては偏った人間になってしまいます。
勝ったり負けたりすることで心の豊かな人になれるんですよ。
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「負けないと強くならないんだよ」と教えてあげましょう。その男の子も、娘さんに負け続けていたからこそ、強くなったのでしょう。
家で親が負けてあげてませんか?
強くなるには負けを知ること。
同じ負け方をしない事。
息子も将棋クラブに入って2年になりましたが、ある同級生の女の子にはかないません。
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